2008年3月23日日曜日

心神耗弱なお話。

このところ殺人事件が起きると、必ず出てくるのが「犯行時は心神耗弱でした」って言い訳。心神耗弱ってのが知られるようになったのは、多分宮崎勤被告の事件からかな。

やっぱし人を殺すってのは、まともな判断力や精神状態でできる事じゃないから、広義の心神耗弱ってのは間違いじゃないんだろう。でもそれだと、ほとんどの殺人は心神耗弱状態で行われた事になる。

心神耗弱ってのは具体的にはよく分からなけれど、善悪の判断がつかない状態の例として、1982年に日本航空350便墜落事故ってのがあった。これは「逆噴射事故」って言う方が有名かな? 旅客機の機長が精神異常によって着陸寸前に、エンジンを逆噴射させ墜落させてしまった。この事故で24名が犠牲となった。
この機長、事故前から勤務(操縦)中、プライベート問わず奇行が目立っていたという。

この例のように、奇行が事件までに積み重なっていたのであれば、まぁ善悪の判断がつかなかったというのも分かるのだけれど、最近の殺人事件ではそういった事はほとんどないように思う。

光市の事件では、ドラえもんがどうとか言っているらしいけれど、事件までに奇行やおかしな発言があったとは、少なくともakは聞いていないし、奥さんが旦那を殺してバラバラにした事件でも同様だ。

普段から不仲だったのだろうけど、何かのきっかけで「カッとなり」、あるいは「キレて」犯した殺人まで心神耗弱を持ってくるのはおかしいだろうと思う。

飲み屋に入ると「とりあえずビールね」って言うけれど、それと同じノリで「とりあえず心神耗弱です」っていう手法は、その事件の本質を隠してしまうワケで、甚だ問題だと思うのであります。

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