ガソリン税についての報道が盛んですね。
民主党…暫定税率を止めて一般財源化する。
各都道府県知事…暫定税率は必要
ってことのようなんですが、どっちもおかしいです。
だってね、ガソリン関連の税は「道路に使う」って事で徴収を始めた訳です。だったら勝手に一般財源化するのはおかしいし、よく言う「消費税増税分は福祉目的に使う」ってのも、将来的に勝手に変えられてしまう可能性が高い訳です。
一方の知事さん達の言うように「地方では高規格道路が普及しておらず、救急医療にも支障をきたす」のが本当であれば、そもそも自動車オーナー(ガソリン代を払う人)だけが負担するのがおかしい。救急車に乗るのはドライバーと同乗者だけじゃないんですから。
大体高速道路って必要なんですかね? 昔「狭い日本、そんなに急いでどこへ行く」って標語がありましたっけ。
北海道を見る限り、高速道路を造ると両端の都市は発展しますが、途中の町村は確実に衰退します。途中でガソリンも入れないし、缶コーヒーも買わないし、レストランにも寄らないし、ちょっと脇道へ逸れて観光地にでも…と行かなくなりますからね。
逆に地方の人が大都市で買物をしやすくなるので、地方はますます寂れるのです。
地方の首長さんは「中央と地方の格差が大きい!」と言っているようですね。
確かにその通りなので、地方の運送業者は長距離便でない限り高速道路を使いません。お金がありませんから、使えないのです。
北海道に来れば分かりますが、北海道にある片側1車線の高速道路、ほとんど車が走っていません。平行する国道は大型トラックも乗用車もたくさん走っています。高速道路に入っても、遅い車が1台あれば高速で走れず、料金だけは普通に取られるからです。
地方にとっては、今ある国道や県道を2車線化するとか、土砂崩れの心配の無いように整備するとかした方が、はるかにいい道路になるような気がします。救急車は赤信号に従わなくていいのですから、何も高速道路である必要はありません。都市部と違って、地方の道路に渋滞の可能性はほとんどないのですし。
道路に使う財源がないというのもウソです。多分いくらでも出てきます。「獲得した予算は使いきらなければいけない」という悪しき考え方があるから、どこの省庁も予算を圧縮できないと言っているのです。
そして予算を使いきる苦肉の策として、カラオケセットやアロマセラピーのグッズを買ったりする、それをどこの省庁もやっている。それだけの事じゃないですか?
地方に財源委譲しても、おそらく同じ事をやるような気がします。
民間では、あるプロジェクトを低予算で行った人が偉いという事になっていますが、官公庁ではできるだけ多くの予算を獲得して、使いきった人が偉いので、お金はいくらあっても足りないのです。
入札だって、聞くところでは一番安い業者が落札するのではなく、予め役所が決めた価格に近い価格を提示した業者が落札できるのだそうです。
だから、税をいくら高くしても国・地方の放漫経営は変わりません。ムダ遣いを防ぐのだったら、入り口となる財源を絞ってやる他ないのです。
「消費税の増税分は福祉目的に」よりも「借金の返済に限る」というのが、まともな政策なんじゃないのかなと思うのです。
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