2009年8月29日土曜日

法の下の平等

ムズカしそうなタイトルにしてしまいました。(笑)

まずは高速道路の話。
高速道路料金ってのは「受益者(つまりドライバー)負担」って事で、ず〜っと料金を徴収してきたのだけれど、ココへ来て2年限定とは言え、ちゃぶ台をひっくり返すような事をやり始めた。
んで、ETCカードを使うと、どこまで走っても1,000円なんだそうな。“割引き”とかじゃなくて、上限が1,000円。
これはETCの普及促進のためという意味もあるらしいのだけれど、それなら道路会社が身銭を切って行う
のかと思ったら、そういうワケじゃなくって1,000円を超えた値引き分は税金で補填するらしい。
コレっておかしいとこだらけじゃないか。

まず第一に、ETCカードってのはクレジットカードでしょ?
クレジットカードはカード会社の審査を通パスした人しか持てない、ってのはご存知の通り。
クレジットカードを持てる収入のある人たちは1,000円の恩恵に与れるけれども、カードを持てない人たち(定職がない人とか低所得者)はこの政策の恩恵に与れないんだな。そもそも自動車を持っていない人は、鉄道やバスや飛行機を使わなければならないので、この人たちも除外。

第二に、この政策の恩恵に与れるのは高速道路会社だけで、鉄道会社や一時原油高騰でヒィヒィ言っていた航空会社はお構いなしだ。まさか高速道路が1,000円とは「想定の範囲外」だったのじゃないのかな。
確かにタテマエとしては、高速道路は建設費を返したら無料になる運びではあったけれど、世間はみんなまだまだはるか未来の話だと思っていたと思う。ところが突然ETC装備車は1,000円という事になった。普通こういう事には移行期間が設けられると思うけれど、それもなく、鉄道や航空会社は「寝耳に熱湯」だったと思う。

それにETCの普及促進のための政策だとしても、「上限1,000円」はいくらなんでもやり過ぎじゃないかなぁ。2割引とか3割引ならともかく、東京から九州や青森辺りまで走って数万円かかるのが、突然1,000円。こんなの公序良俗に反しないか?
法の下の平等という観点からもどうかと思うし、なぜフェリー会社だの鉄道会社が提訴しないのか不思議で仕方がない。

ところで「ETC」って何の略なの…?


次に選挙の話。
明後日選挙がありますな。選挙といえばコレ「一票の格差」。
毎度問題になるけれども、仮にこの格差を全く無くすとすると、国会・地方議会ともに全て都市部の有権者の意思が反映されるばかりで、過疎地の住民の意思は全く反映されなくなってしまう。
田舎の意見も取り入れるために、地図上で区切った「選挙区」ってのがあるのだと思うのだけれど、一票の格差を完全に取り除いたら、選挙区を地域で分ける意味がなくなってしまい、全国区の選挙とあまり変わりがなくなってしまう気が…。

「これ以上田舎に税金を投入するな」という主張、分かります。確かに行き過ぎている面もあるし。
でも「金の卵」の時代に見るように、今日の日本の繁栄を支えているのは、地方出身の労働力なんだとも言える思う。田舎が人(=労働力)を都会に無償で供給してきた面も確かにあるんだよ。
そう考えると、田舎の限界集落に残してきたジジババに、少しは仕送りしたって良いでしょ。
「一票の格差」がなんで訴訟にまでなるのか分からないakでした。

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